暑すぎず、寒すぎず、より快適なオフィスを作るための明確な基準は、オフィスの空調管理を助けてくれるもの。室内空間がどれだけ快適であるかを測る指標として、PMVと呼ばれるものがあります。主に空調のコントロールに用いられる数値です。PMVは、湿度・着衣量・気流速度・活動量・放射・温度の6つの要素を総合的に鑑み、数値を算出します。つまり、PMVは温度や外的要因以外に活動量など人的要因によっても左右されます。

世界中で快適なオフィスを作るための温熱指数として採用され、空調管理の適切さを目に見える形にするという点で国際規格にもなっている指標と言えるのではないでしょうか。オフィスは常に快適な空間にすることで、集中して仕事に取り組むことができます。PMVが快適を示す領域内に収まるように気流や温度を自動的に調節することで、主観や感覚にとらわれない快適性の追求に繋がります。快適な空間を作るために、大きなポイントとなる指標の1つと言えるのではないでしょうか。

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暑い夏になると、「不快指数」という言葉をよく耳にしませんか？この指標は蒸し暑さを表す指数で、気温と湿度を利用して算出します。空間が快適であるかどうかを判断する指標として、天気予報などでも報じられるようになりました。不快指数を基準にした場合、人間が最も快適さを感じるのは60後半から70前半程度だと言われています。

不快指数によって快適性を判断する場合の注意点として、風速や太陽の光といった要素が含まれていないことが挙げられます。同じ不快指数を指し示す場所でも、その日の風速や高温多湿の環境に慣れているかどうか、などによって実際の感覚が異なる場合もあるのです。つまり、不快指数を参考にした明確な基準＋空調設備により空気の流れを適切にコントールすることで、その空間の快適性コントロールもしっかりとした根拠に根付いたものとなります。

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